コトバに責任を持つ仕事。

水谷 正紘MASAHIRO MIZUTANI
Digital Marketing Div. Innovation Design Group
コピーライター
コトバに責任を持つ仕事。
コトバに責任を持つ仕事。
水谷 正紘MASAHIRO MIZUTANI
Digital Marketing Div. Innovation Design Group
コピーライター
新卒では大手シンクタンクにSEとして就職し、主に金融機関のシステム開発を担当し、やりがいも感じられていました。ただ、経験を積んでいく中で、ミスなく機能するシステムをつくるというマイナスを減らしていく仕事よりも、プラスを生み出す仕事がしたいと思うようになり、その頃にコピーライターに興味を持つようになりました。
コピーライター養成講座を受講してますますその想いが強くなり、転職を決意。クライアントと直に仕事ができること、未経験でも受け入れる器量があることに魅力を感じたIICへ入社しました。
現在の仕事を端的に言うと、コトバを使って最適なコミュニケーションを企む仕事です。お客さまが言いたいことはたくさんある中で、本質を捉えること、読む人の気持ちを想像することを大切にしています。
また、純粋にコピーだけを書く仕事もありますが、プランナーとして企画から入ることが多いです。その際にも明確なコンセプトを言語化すること、目的や課題から具体的な企画案につなげるまで納得できるストーリーにすることなど、やはりコトバを軸にしていることは変わりませんね。とにかくビジネス上のあらゆるコトバに責任を持てる人でありたいと思っています。プレゼンの最中にお客さまの表情が変わって心を掴めたと感じるのは最高に気持ちいい瞬間です。
以前、ある企業から人材流出が大きな課題になっていてなんとかしたいと相談がありました。そこでインナーブランディング(社員に向けた企業ブランディング)施策として、全社員に配布するブランドブックの制作を提案しました。
その会社が何を大切にしているのか、そのビジネスは社会にとってどんな意義があるのか、日々の業務のどのようなところにその想いが現れているのか、ここで働くとどんな生き方ができるのかと、社員にやりがいや誇りを持ってもらえるよう作りこんでいきました。
その際に企んだのは、会社からの押しつけやキレイごとでない、実感してもらえる言葉を選び、自分事化してもらうこと。また、デスク上にある業務上の書類とは明確に違うものと意識付けすることも狙い、写真を多用し、あえてA4ではなく正方形にしました。こういう細部の戦略を考えることもコピーライターの仕事の一つです。